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あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては希望に満ちた年の始まりをお過ごしのこととお
慶び申し上げます。
一昨年の正月は暮れからの大雪で明け、また、昨年は年末年始に季節外れの大雨が降り田瀬ダムの貯水位も昭和36年に次ぐ高さとなり、改めて田瀬ダムの大きさを知るとともに貯水位の変動を見守っておりましたが、今年は大晦日にまとまった雪が降ったものの例年通りの穏やかな年明けとなりました。
さて、昨年の田瀬ダムを振り返ってみますと、近年の懸案となっておりましたアオコ対策として、「水質保全施設」を7月から運転することができました。予想に反し8月初めにはダムサイト付近の湖面がアオコ一面に覆われる事態になりましたが、幸いお盆過ぎには収まったところでした。また、9月には5年ぶりとなる洪水調節(放流)や下流の状況から放流量を制限し、下流の水位上昇を抑える役割も果たすことができました。
今年は大きな事業は予定されておりませんが、日常のダム管理はもとより、水質保全施設の稼働、また、田瀬湖及び周辺を活用した地域活性化に努めて参ります。今後とも、なお一層の皆様方のご支援ご協力をお願いいたしまして新年のあいさつといたします。
田瀬ダム管理支所長 鈴 木 松 男
*順位は、昨年末に田瀬ダム内で行ったアンケート結果によるものです。 |
田瀬ダムにとって 07 年は洪水の多い年でした。9月 の台風9号では最大で約720m3/Sの流入があったため、 5年ぶりにコンジットゲートを開けて洪水調節を行いました。 また、夏期において下流に水を供給する弾力放流に ついても、昨年・一昨年と貯水池の水が少なかったため 出来ませんでしたが、今年は3年ぶりに実施出来ました。 ※洪水調節=田瀬ダムの場合500m3/S以上の流入量がある場合行う |
5年ぶりのコンジットゲートからの放流 |
弾力的運用により下流に水がもどりました |
平成12年頃から発生し、田瀬湖の景観悪化や臭気 を発生させていたアオコを低減するため、昨年度完成 した散気式曝気装置がついに稼働しました。今後も夏 期の稼働を継続し、アオコ低減に取り組みます。 |
水質保全施設始動式典の様子 |
アオコ低減のため稼働する曝気装置 |
07年の冬はまれに見る暖冬となり、1月には雪ではな く大雨が降ってしまい、貯水位も満水位まであと1.6mと いうところまで上がりました。幸い真冬のダム放流はあり ませんでしたが、多くの箇所が水没したため、その後の ゴミ処理等で苦労しました。 |
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H19年も田瀬湖湖水まつりが盛大に開催され、今年で20回目を迎えました。 特に初日の水・空中花火大会では5,000発の花火が打ち上げられ、あいにく の雨模様にもかかわらず、約23,000人の方々に来ていただきました。 |
水・空中花火の様子 |
6月16日、田瀬ダム庁舎裏の遊歩道においてクマが出没したと連絡が入りま した。そのため緊急的に看板を設置した他、新聞に掲載され注意を促しました。 幸いその後、出没したという情報は入っておりません。 |
入山の際はクマに注意しましょう |
編集後記あけましておめでとうございます。 田瀬ダムでは、昨年大きな放流がありました。しかも、5年ぶりだったようですね。田瀬の貴重な放流を目の当たりにすることが出来て、ちょっと感激してしまいました。5大ニュースでもトップ1だったようですね!今年はどんなことがあるのでしょうか?今後も田瀬ダムの出来事を発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(ただ) |
発 行
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