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田瀬ダムでは、近年、貯水池内にアオコの発生が顕著化する現象となっています。 その対策として、平成17〜18年度の2箇年で曝気循環装置による水質保全事業を実施してきました。
そして7月1日(日)、利水関係者の皆様をはじめ、岩手県県土整備部西畑部長、花巻市大石市長他来賓の方々を招き、ダムサイトにて完成式典を執り行いました。当日は、天候にも恵まれ、開式にあたり、地元田瀬小学校児童による 『清流田瀬子ども太鼓 』 の演奏を披露。 子どもながらにも威勢のある太鼓演奏で式を盛り上げて頂き、東北地方整備局河川部長の式辞、北上川ダム統合管理事務所長による事業報告 、県土整備部長 、花巻市長、遠野市長(代理)の来賓祝辞を頂きました。その後、場所をダム天端に移動して頂き、 完成した水質保全施設の始動式を執り行い、無事、ダム下流コンプレッサ室からの放流及び貯水池内に設置された散気装置からの空気吐出を確認し終了いたしました。
なお、施設の特徴としては、放流水のエネルギーを動力として圧縮空気を造り出す仕組みで (水力コ ンプレッサシステム )、維持管理費の低減と環境に配慮した施設となっています。 また、ダム下流への維持流量としての役割もあり、 7月〜9月の期間中稼働します。
施設稼働後の貯水池の状況は、測定項目におけ る数値的な改善は効果が現れているものの、 残念ながら、 アオコの発生が見られています。今後は、発生状況や施設の抑制効果等について逐次確認していくこととしています。
岩手県 県土整備部長 祝辞 |
花巻市長 祝辞 |
「清流田瀬子ども太鼓」の演奏披露 |
水質保全施設 始動式 |
吐出槽からの放流開始確認 |
空気の吐出確認 |
ダムでは放流前に、河川に人がいないか等を確認するため、パトロールを行っています。田瀬ダムでは7月からの洪水期を前に、去る6月28日に放流関係機関が集まり、下流のパトロールを行いました。パトロールでは放流時と同じルートを巡視し、釣り人の多い箇所や浸水すると通行できなくなる箇所等を互いに確認し合いました。ダム放流によるサイレンが聞こえた際は増水しますので、河川から避難して頂くようご協力をお願いします。
去る7月10日(火)、人の利用が多くなる夏休みを前に、施設を安全に利用して頂くため、関係者と合同で安全点検を行いました。点検は利用する人の目線で行い、つまずいて転びやすい等、危険だと思われる箇所は全て対策を行いました。
7月18日(水)、総合学習の一環として、田瀬小学校の4〜6年生の生徒と一緒に田瀬湖の湖上をパトロールし、 不法投棄や迷惑行為が無いか点検しました。子供たちは、ゴミの多さにとても驚いて、きれいな水を守るために川や湖にゴミは捨てない、捨てている人がいたら注意すると約束してくれました。
編集後記この度、たんせレイクニュースを担当させて 頂く事になりました、多田です。一年ぶり!! の発行となりますが、田瀬ダムの活動等を分 かりやすく・楽しく?お伝えしたいと思って おります。よろしくお願いいたします。 |
発 行
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