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石淵ダム週刊ニュース(第一号)

◎石淵ダム週刊ニュースについて
 石淵ダム管理支所では、今年から「石淵ダム週刊ニュース」を発刊することにしました。
 週刊ニュースの内容としては、石淵ダムの役割、ダム放流に関する情報提供、日常の出来事、ダム周辺地域の情報、工事情報、イベント情報等を提供していきたいと考えております。
 石淵ダム下流では、現在胆沢ダムが工事を順調に進めており、あと数年で石淵ダムから胆沢ダムへ役目を引き継ぐことになっております。役目が終わるまで石淵ダムが担っている役割、情報をPRしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
石淵ダム管理支所



1.融雪により石淵ダムで放流を開始しました!(平成18年4月18日)
 石淵ダムでは、融雪により4月14日から放流を開始しております。
 この放流は、雪解けによりダムへの流入量が増加してきたことから、貯水池の水位を維持するために行うもので、昨年より6日遅く、平年より4日遅い開始となっております。
 放流は、平年からすると5月下旬頃まで続くことが予想されます。
 この間、胆沢川周辺では日頃より水位が高い状況が続きますので、河原でレジャー等される場合は十分な注意が必要です。
ダム情報は、有線放送「水沢テレビ」、インターネット、携帯電話でも見る事が可能です。アドレスは、以下のとおりとなっておりますのでご利用願います。
インターネットhttp://www.thr.mlit.go.jp/kitakato/
携帯電話http://keitai.thr.mlit.go.jp/kitakato/mobile/index.html
※「i-mode用」「Vodafone Live!用」「EZweb用」を選択できます。
放流中の石淵ダム
※このころは、まだゲート付近に雪が残っていました。



2.胆沢平野「放水式」の開催について
〜胆沢平野に春が来た〜(平成18年4月20日)
 岩手県の春耕本番を告げる風物詩「放水式」を、4月20日に奥州市胆沢区若柳の「徳水園」で開催しました。
 胆沢平野は、過去に胆沢川の水不足で悩まされていましたが、現在では、石淵ダムに貯えられた水が胆沢平野の田畑をうるおし、年間を通して安定した水の供給に貢献しています。
 毎年恒例となっている「放水式」には、多くの関係者が出席し、神事等、御神楽を奉納し、今年1年の豊水と豊饒を祈願しました。
 なお、今年の式典当日の天候が降雨のため、後日晴天時に撮影したものを掲載しています。

徳水園の円筒分水工



3.石淵ダムと桜(平成18年5月10日)
 石淵ダム下流にあるダム公園広場では、数十本あるソメイヨシノ桜が5月3日頃から咲き始め、連休明けの8日から満開となりました。
 長年桜をみてきている人に聞くと、今年の桜は、特別きれいだと言っておりました。
 桜の写真を以下に掲載しますので、ご覧ください。



4.石淵ダムの融雪放流はいつ頃まで見られるの(平成18年5月15日)
 石淵ダムからの融雪放流は、毎年雪解け時期に石淵湖の水位を維持するため行っております。
 今年は、雪解けが遅れたことから4月14日から放流を開始しており、例年からすると5月下旬頃まで続く見込みです。
 平年は5月24日頃、今年は、雪解けの遅れにより5月31日前後になると予想されます。
 融雪放流の状況は、ダム下流の公園広場からご覧頂くと、ダムから流れ出す水量感がより一層味わえるものの思います。
 石淵ダムは、現在建設中の胆沢ダムが完成すると水没する予定となっており、石淵ダムからの放流もあと数年で見られなくなってしまいます。
 緑の中、胆沢扇状地を潤す石淵ダムの雄姿を一度ご覧下さい。
※気温や降雨により多少停止日が前後する場合があります。



5.石淵ダム上流(国道397号沿い)の残雪はどのくらいあるの
(平成18年5月17日)
 5月15日(月)に奥州市胆沢区つぶ沼から秋田県十文字町へ向かう国道397号線が冬期間の閉鎖が終了し、全線開通しました。
 石淵ダムから秋田県境側に進むと、山にはだいぶ雪が残っており、麓ではもう過ぎ去った新緑のいぶきを感じることが出来ます。
 さて、石淵ダムでは、国道397号沿い(大森山トンネルの約3km手前)に積雪計を配置し、日々観測しております。
 その観測所のデータでは、5月15日現在、約1m程度の積雪深があります。
 平年からすると、雪解けがやや遅くなっているようです。
 これから、山菜取りや渓流釣りをされる方が多くなりますが、高い山の方は残雪が多く、まだ冬ということを理解した上で山には入られることをお勧めします。
 ちょっと、お節介かもしれませんが!
※積雪の状況(赤線が今年の状況です)




6.焼石岳の登山はいつ頃から出来るの(平成18年5月19日)
 先日、石淵ダム流域周辺の積雪の状況を確認するため、焼石岳の登山口にもなっている中沼の入り口まで行って来ました。
 中沼登山口までの林道は、多少ぬかるんでいるものの全く雪は無く、車で行くことが出来ました。
 登山道入り口付近は、下の写真のとおり、雪が多い状況で、登山道に雪が覆っており、登山出来る状況ではありませんでした。
 一部雪が解けて水たまりとなっているところでは、水芭蕉の群落があり小さい花が咲き始めていました。また、木々の根本の雪が消え始めていました。
 焼石岳の山開きの予定を胆沢総合支所に確認した所、6月4日(日)に予定しているということなので、登山愛好家の皆さんもう少しお待ち下さい。
 気の早い人は、中沼まで水芭蕉見学はどうでしょうか
中沼登山道入り口周辺
水芭蕉 (花は、まだ小さい)

登山道
(登山道を雪が覆っている)



7.低気圧の影響によりダム放流量を増加(平成18年5月29日)
 低気圧の通過により5月27日夜半から降り出した雨は、28日20時頃まで降り続き、流域平均累加雨量で約70mmに達しました。
 このため、石淵ダム流域では胆沢川と支川の前川の流入量が増加したため、石淵ダムでは、貯水容量がほぼ満水に近かったことから、28日明朝よりダムに流入してきた量と同程度の量を放流するためゲート操作を行いました。
 27日9時の放流量は約22m3/s であったことから、今回の低気圧の影響により約100m3/s の放流量を増量しました。なお、29日9時現在では約40m3/s までに低下しております。
※流域平均雨量 70.1mm(時間最大雨量 9mm 28日 15:00)
最大流入量 121.22 m3/s (28日16:24)
最大放流量121.08 m3/s (28日17:32)
放流中の石淵ダム(28日 17時頃)



(問い合わせ先)
国土交通省東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所
石淵ダム管理支所
TEL 0197−49−2211

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