北上川
浸水リスクマップ」について
仙台湾沿岸低平地は従来から浸水しやすい地形条件でしたが、このたびの東日本大震災により、堤防や排水路の損傷、排水機場の壊滅的な被害とあわせ、広範囲な地盤地下により、降雨時に水が貯留しやすい状態となっています。
そこで、地域の皆さま・関係機関において、浸水リスクの現状をご理解いただき、浸水への備え、浸水時の対応を検討する際の参考としていただくため、浸水リスクマップを作成いたしました。
本図の作成にあたっては、宮城県沿岸域現地連絡調整会議において、浸水対策に関連する施設の復旧状況等について情報共有を図り、H25年3月末時点の施設復旧状況を反映させております。
引き続き、施設復旧状況や浸水の実態調査を踏まえ、適宜、見直し・更新して参りますが、各施設とも東日本大震災で被災する前の能力の約8割に回復し、今後は復旧の変化が小さいため、当面は今回の図面を公表することになります。
【図面作成に関する解説】
1.この浸水リスクマップは、福島県境〜北上川の区間における沿岸域において排水機場等の現段階(H25.3月末時点)の排水量をもとに、100mm/24h、200mm/24hの雨が降ったことにより、排水が十分出来なかった場合に想定される浸水の状況をシミュレーションにより求めたものです。
2.なお、このシミュレーションの実施に当たっては、河川からのはん濫、高潮によるはん濫等を考慮していませんので、浸水の想定されない区域においても、浸水が発生する場合があります。
3.計算条件等
・航空レーザ計測データ:計測日H23.3.19〜4.5、5mメッシュ(一部データを補正)
・沿岸部で行われている緊急復旧堤防や仮設ポンプの設置状況を反映。(H24.10月末時点)
・排水能力等 :施設管理者に聞き取り、H24.10月末時点
・潮位 :仙台新港 H14.7.11 − 最高潮位:T.P.+1.04m
鮎川港 H14.7.11 − 最高潮位:T.P.+0.961m
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