当所発注の平川右岸上流地区堤防強化工事では、堤防を強化するための方策として堤防断面の拡大:腹付け盛土を予定しているほか、護岸工、法留めブロック工を実施することとして施工に着手しています。 受注者の富士建設(株)さんでは、法留めブロック工の施工にあたり、現場の確認立ち会いにおいて、Gリポート(エコモット(株))の技術を活用して現場の遠隔臨場確認を行っています。スマホのカメラ機能を利用し、4G回線を使用することで、従来のヘルメット装着タイプの機器に比べ軽量化が図られています。 |
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立 ち 会 い 確 認 の 様 子 |
▲監督員の様子 | ▲現場の様子 | |
▲法留めブロックの延長確認 | ▲監督側のパソコンに映る現場の映像 | |
今回の工事での立ち会い確認での「Gリポート」の技術の採用の利点として、 1.コロナウイルス感染予防の上から、人との接触機会を極力減らせること。 2.監督側の監督員の検査にかかる現場までの往復時間が合理化できること。 3.2と相まって受注者側の現場準備や検査に要する時間がさらに合理化できること。 4.必要に応じて、画像や動画の記録保存が可能であり、記録資料の合理化が期待できること。 などのメリットが挙げられ、建設の生産性の向上効果が見込まれています。 |
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▲記録保存された動画の再生画面 | ||
遠隔臨場においては、程度や状態の把握を必要とする地質・岩質などの区分判断やプルフローリングなどの確認は難しいものの、これらは現場臨場も併用しながら実施していくこととなるものですが、計量や測定によって確認・判断ができる立ち会い確認項目については、課題を明らかにしながら、徐々にこのGリポートなどを使用した遠隔臨場の手法の機会を増やしていけるのではないかと考えているところです。 |
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