水防工法訓練を実施しました

 7月2日(日)に、岩木川右岸河川敷(富士見橋上流)にて河川管理者の国土交通省をはじめ青森県・水防管理団体(各市町)・地元水防団など関係各機関の総勢約150名が集まり水防工法の訓練を実施しました。

 
ロープワーク:水防工法に使われる様々な結び方(ロープワーク)の訓練を行いました。ロープワークには杭や立ち木、竹等、ロープ先端部の結びに使われる「ふな結び」、ロープ交差部や対象を固定したり自分に結んで命綱にしたり多用途な「もやい結び」など多くの種類があります。
 
シート張り工:川側へ設置する水防工法であり、効果は@洗掘対策A浸透(漏水)対策の2つがあります。今はむしろや土俵の入手が困難なため、その代わりにシートや土のうを使用します。
 
月の輪工:出水時に堤防裏側に水が噴き出す漏水が起きた場合、堤防の土が流されることで決壊の恐れを回避するため、土のうを積んで水を貯めることで水圧により漏水や堤防の土が流出するのを防ぐ工法です。
 
  洪水が発生した時の被害を防止あるいは最小限に抑えるためには、迅速かつ的確な水防活動が不可欠です。実際に令和4年8月の大雨の時に、水防工法活動において被害を最小限に食い止めることが出来ました。災害時に備え、今後も水防工法技術の向上に努めて参ります。