平成30年度 水閘門操作員講習会
12月3日(月)に「平成30年度岩木川水系水門等水位観測員講習会」を、岩木川上流部を管理する藤崎出張所と、岩木川下流部を管理する五所川原出張所の操作員を対象に西目屋中央公民館(西目屋村)で開催しました。講習会は操作員の皆さんと情報を共有し、また知識と理解を深めてもらうため、毎年1回実施しています。
水門等水位観測員は、内水(洪水時に居住地などに溜まる水)被害を防ぐため、常日頃から気象状況に留意し、毎月の点検や地震発生時の緊急点検を行いながら、出水時には昼夜を問わず長時間にわたり水閘門の操作を行います。藤崎出張所管内では、現在83名の方が操作員として委嘱されています。
【水閘門(樋門・樋管)とは】
普段は堤防で守られている居住地側の水路の水を、堤防を横断して河川に流すための施設。ゲートが備わっており、大雨で河川が増水した場合には水が居住地側に流れ込まないよう操作します。
講習会では、平成30年度の岩木川等の出水状況、水門等水位観測員基本事項、地震・津波発生時における対応について再確認しました。平成30年度は10月1日に台風24号の影響で大雨が降り、上岩木橋水位観測所ではん濫注意水位を超える洪水となりました。何箇所かの樋門・樋管を操作することとなりましたが、迅速に対応できました。
今回の講習会は、現場見学として平成28年度に完成した津軽ダムを見学しました。「初めて見た」という人が大半で、ダムの規模の大きさに驚いていました。
津軽ダムを管理する岩木川ダム統合管理事務所の職員の説明に、熱心に耳を傾けていました。