国土交通省では、平成21年度から7月1日から7日を「河川水難事故防止週間」としています。
 近年、自然への関心の高まりを受けて、身近で自然豊かな河川を利用してレジャーを楽しむ人々が増加し、河川における水難事故も多発しています。
 川の中は滑りやすく、急に深くなったり流れが速くなっている箇所もあるので、十分注意してください。
 普段は河川公園などとして利用されている河川敷は、洪水時には水没してしまいます。また、普段は中州として河川利用している場所は、増水時には逃げられなくなります。水位の変動には十分注意して下さい。

河川の平常時と洪水時

安全確保に向けて

リーフレットのダウンロード(PDF) 本来、河川では公共の利益や他人の活動を妨げない限り、自由に使用できます。釣りや水遊びなど自らの意志に基づき行動する際の安全確保は、自己責任において行うことが必要です。
 しかしながら、毎年各地で急な増水等による水難事故が多発していることから、国土交通省では急な増水による河川水難事故防止に向けて、河川水難事故防止に関するリーフレットを作成しています。事故防止のために川での各種活動、レジャーの際はご一読を!

安全確保のための情報入手について

川の防災情報 国土交通省では、インターネット、携帯サイトでご覧になれる「川の防災情報」を提供しています。
 レーダー雨量情報、河川の水位情報などを提供していますのでご活用下さい。

河川利用の安全ひとくちメモ

1)上流の雨には注意!

 今いる場所が晴れていても、川の上流で雨が降っていれば、一気に増水する可能性があります。水の濁りや流れてくるものに目を配りましょう。茶色い水や木の枝などが流れてきた場合は、鉄砲水や土石流に要注意!

2)河川の岩には注意!

 岩の大きさや形状によって違いますが、岩の周辺では複雑な流れを生み、流れに引き込まれたり水圧を受けて動けなくなってしまったりと危険な場合もあります。水面下では突然深くなっていたり、流れが一定でなかったりします。

3)穏やかな流れには注意!

 一見、穏やかな流れに見えるところが、実は一番水難事故の多い要注意の場所なのです。事前にしっかりと調べることが重要ですし、一人きり又は子供だけでは決して遊ばないようにしましょう。ライフジャケットの着用が効果的です。

4)雨が止んでも注意!

雨には注意! 雨は広い範囲からやがて川へと集まります。上流にダムがあった場合は一定の水量を超えると放水を行います。雨が降っている間はもちろんですが、止んでからしばらくは水位が上昇する危険性があります。

川での各種活動の時は?

子供だけではなく必ず大人の人が同伴しライフジャケットを着用しましょう!