青森河川国道事務所では、行政スキルの向上、技術力向上を目的に「若手職員勉強会」を不定期に開催しております。
去る10月21日に「堤防強化工事にかかる施工管理のポイント」と題して当藤崎出張所の平川左岸上流浸透対策工事と平川左岸下流浸透対策工事を学習題材として講師を須田建設専門官・当所中野出張所長とし、勉強会を開催しました。
▲工事箇所の説明(座学) | ▲施工管理のポイントの確認(座学) |
幅広い参加者
勉強会は、講師を含め6人の参加で行われました。高瀬川河川事務所小川原湖出張所や道路管理第一課からの参加者がいて、事務所の垣根や事務-技術、道路-河川の垣根を越えて幅広い若手職員の参加がされていることを知り、「若手は学習意欲が高いなー」と感心する勉強会となりました。
レベルの高い勉強会
勉強会参加者からは、「築堤にかかる土質改良」に関して質問が出されるなど、土木工学のなかでも難しいとされている土質工学の分野に入る内容も論議され、非常にレベルの高い勉強会になったものと思います。
▲堤防腹付け盛土箇所における現場説明 | ▲法尻補強工についての現場説明 |
知見の伝承
現場を経験した土木系の職員が若手職員に技術伝承することは、職員の減少により現場を学ぶ機会や時間が少なくなってきた若手職員にとっては極めて貴重で大切なことだと言えます。少しでも経験者の技術を効率よく若手に伝え、強靱なインフラを整備する人的基盤をしっかりと作ることが求められていると感じています。
今回の若手勉強会は、座学を行い、施工途上の現場視察、完成場所の現場視察ができてとても有意義だったのではないかと思います。これからも若手職員の学ぶ機会やフィールドを提供していきたいと思った次第です。
執筆:出張所長 中野 |