今回は、河川水位の危険度について解説します。
 藤崎出張所管内においては、4つの水位観測所について水位監視を行っており、これらの水位観測所ごとに水位レベルを設定しています。


 河川水位と危険度レベルごとの名称は全国共通となっており、以下のとおりとなります。

 ○水防団待機水位・・・ 水防団が水防活動の準備を始める目安となる水位。
   
 ○はん(らん)注意水位・・・ 堤防の(のり)崩れ、洗掘、漏水など災害が発生する危険性がある水位。
水防団が出動して河川の警戒にあたる水位。
   
 ○避難判断水位 ・・・ 市町村長による避難勧告等の発令の判断の目安であり、住民の避難判断の参考になる水位。
   
 ○はん(らん)危険水位・・・ (いっ)水・はん(らん)等により重大な災害がおこるおそれがある水位。



                          (新庄河川国道事務所HPより引用)



 観測所ごとの水位一覧は、以下のとおりです。





 避難の情報については、気象庁や市町村から出される洪水予報の情報があり、川の水位とは以下の図の関係にあります。


                                (気象庁HPより抜粋)

 参考:気象庁ホームページ 
 URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/flood.html


 なお、4つの水位観測所の現況水位は、以下のホームページから入手することができます。
 参考:川の防災情報 
 URL : http://www.river.go.jp

上岩木橋  三世寺 幡龍橋 百田 
       


 一般的には、「避難判断水位」で避難準備するほか、高齢者などの避難に時間を要する方には避難開始が推奨されておりますが、川に近いか遠いか、避難場所に近いか遠いかなどで各個人で違ってきます。早め早めの避難行動が重要です。
 自らの避難行動は、平時からマイタイムラインを定め、備えておくことがお勧めです。