(1)重要水防箇所………洪水時に実施する堤防等の監視、巡視、水防活動において特に注意する必要のある箇所。ただし、洪水時には、堤防が完成している箇所又は重要水防箇所でなくても水防活動は必要である。
(2)計画高水流量………築堤などの改修工事(高水工事)を行なう場合に計画の基準となる流量。
(3)計画高水位(H.W.L)………計画高水流量を安全に流下させる場合の河川の水位。
(4)計画堤防余裕高………堤防の高さを決める際に異常出水や波浪などを予想して、計画高水位以上に適当な余裕を見込んだ高さをいう。
(5)法勾配………図−１のように斜面の部分を法という。
(6)天端幅………堤防の上の部分で5.5mとなっている。
(7)暫定断面(堤防が暫定断面である。)………
図−１のように、計画されている堤防を施工する場合、地盤がやわらかい所等の条件により、完成堤防を作らず、ある高さまで施工し、数年後に完成させる場合がある。この完成されていない途中の低い堤防のことをいう。
(8)法崩れ………提防法面はほとんど芝が張られているが、この法がくずれおちることをいう。
(9)改修計画………馬淵川及び岩木川の洪水、利水、環境などあらゆる面から検討し、堤防、護岸、排水樋管等の構造物が、計画されているもの。
(10)かさ上げ………暫定堤防等を計画堤防の高さまで盛土すること。
(11)腹付け………堤防断面が小さいため、堤防法面等に盛土すること。
(12〕漏水………川の水位が上昇し、堤防や、堤防の下の方から川の水がにじみ出たり、ふき出る状態をいう。
(13)根固………水が常時当って河床が掘られることを防ぐために護岸法留部にコンクリートブロック等が施工されている。
(14)水衡………水が堤防に当る部分をいう。
(15)洗掘………堤防の法面、低水路（常時水が流れているところ）法面が欠けていくことをいう。
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