子吉川の概要の紹介

子吉川の概要の紹介

鳥海山を源として本荘平野の穀倉地帯を経て日本海に注ぐ一級河川



■子吉川の概要
子吉川は、秋田県南部の日本海側に位置し、その源を秋田・山形県境にそびえる鳥海山に発します。笹子川、鮎川等の支川を合わせて本荘平野を貫流し、由利本荘市において石沢川、芋川を合わせて日本海に注ぐ一級河川注1です。幹川流路延長※2は61km、流域面積※1は1,190km2を有し、流域には由利本荘市など2市3町があります。
※1…国土保全上または国民経済上特に重要な水系の河川で国土交通大臣が指定したもの。
※2…一つの水系の中で流量・流域面積の大きいものを幹川とし、河口から谷をさかのぼった分水界上の点までの流路の延長。
※3…川の流れが集まる土地の面積のこと。流域面積が広い川は水量を集める土地の面積が広くなるので、水量が多い川ということになります。


図1.他の日本の川との比較

図2.標高と河口からの距離との関係
子吉川の由来

「子吉川」という名前は、いつ、どのようにつけられたのでしょうか。
一説には、今からおよそ650年前の、南北朝時代正平13年、「由利郡小石郷乙友村」が出羽国一宮神社である大物忌神社に寄進されたことからこの小石が子吉川の由来といわれています。
また他にも、およそ600年前の後小松天皇の応永6年、子吉修理之進がこの子吉郷を領地とし、子吉館に住んだことからこの地は子吉とよばれ、ここを流れる川を子吉川といったという説もあります。

このページは、「子吉川水系の流域及び河川の概要(案)」(平成16年9月13日国土交通省河川局)を抜粋して作成しました。