最後は協力していただいた施工業者さんと生徒さん一緒に記念写真を撮影しました。

     

記念写真はこちら


                          
 舗装の平坦性、情報化施工のトータルステーション測量は施工業者によるデモンンストレーションを見学しました。
  道路の平坦性を測る、3mプロフィルという機器を使用します。
 ポイントは歩く程度の速さで引っ張り、車のタイヤが通過する箇所を選んで測ります。
  情報化施工のトータルステーションによる測量は、プリズムを持った人を測量機械が自動的に追尾し、幅や高さを瞬時に正確に計測します。
  ポイントは測量器械とプリズム障害とならないよう、その前に立ったりしないことです。
   
 1, 舗装出来形確認
  車が実際に通る表層部の幅を計測します。
  ポイントは、テープをまっすぐ引っ張り、たわみの無いように測ます。ゼロポイントで押さえる人は、相当の力で引っ張られるので、動かないようにする事です。
 
2, コア確認
  車が実際に通る表層部の厚さについて計測します。舗装した表層をくり抜き、コア4箇所の厚さを計測し、その平均厚を確認します。 
 
 3, 浸透水量の評価
  象潟仁賀保道路は水が染み込む排水性舗装を採用しているため、排水能力を計測します。水が入った試験器にて、舗装に水を浸透させ計測します。 弁を開け、水の量400mlのスタートライン、ストップラインの通過時間を計測し、15秒に換算して評価します。
  ポイントは、400ml浸透する時間が秒台であれば問題有りませんが、秒以上掛かると排水性に問題があるかもしれません。今回はすべて4秒台という結果でした。
 
 4, 防護柵出来形確認
  道路の両脇、中央に付く防護柵の高さを測ります。
ポイントは、防護柵上段のビームに水平器を当て、きちんと水平にし、テープは垂直になる様に測る事です。

 象潟ICで、秋田河川国道事務所の岡本工務課長より、当事業の概要について説明がありました。


2年生と3年生の総勢36名が
      象潟IC本線上に到着~~!!



★体験してみて感想★

・大きな機械を使って、誤差が数ミリしかないのが、凄いと思いました。

・高校にはない機械が沢山あって、興奮しました。中でも、平たん性の試験で使用した3mプロフィルの機械が印象に残りました。

・透水性試験をして、道路が水を吸収するなんて、最近の道路はすごいなぁと思いました。

・実際に働く現場で話を聞く事ができてよかった。

 平成27年8日(火) 、開通間近の象潟仁賀保道路にて、西目高校土木専攻生徒2,3年生が実際に道路に触れ、現場が行っている施工管理を体験して頂きました。

 土木を学んでいる生徒達が、未来を担う土木技術者へと成長し、土木の役割に興味を深めていただく事と、当該事業を理解していただく事を目的に見学、体験して頂きました。

 今回の体験は、施工された道路が規定範囲内の出来形で造られているかを4項目に渡り実測しました。説明、指導された施工業者には西目高校OBの方も。






象潟仁賀保道路(象潟IC~金浦IC)  秋田県立西目高等学校施工管理実習


~未来の担い手達へ~