記者発表資料
平成19年03月30日

仙台河川国道事務所
福島河川国道事務所



阿武隈川水系河川整備計画(大臣管理区間)を策定

〜今後概ね30年間の川づくりの内容がまとまりました〜



 国土交通省東北地方整備局では、阿武隈川水系の国土交通大臣管理区間
238kmにおいて、今後、概ね30年間で実施する具体的な河川整備の内容をまとめた「阿武隈川水系河川整備計画(大臣管理区間)」を平成19年3月30日に策定しました。
 今後、本河川整備計画に基づき、河川の整備、河川の維持、河川環境の保全など阿武隈川(大臣管理区間)の河川管理を行っていきます。

 本河川整備計画は、河川の整備についての長期的な基本方針等を定めた「阿武隈川水系河川整備基本方針(平成16年1月26日策定)」に沿って、段階的整備目標と具体的な整備内容を定めたものです。
 策定にあたっては、河川に関し学識経験を有する方々を委員とした「阿武隈川河川整備委員会」を設置して意見を伺ったほか、流域にお住いになる方々を対象に「地域の方々の意見を聴く会」を開催し、直接意見を聴き、さらに、はがき、FAX、インターネット等を通じてパブリックコメントを募集するなど、地域の意見を計画に反映するための取り組みを実施しました。これらの意見を踏まえた上、宮城県知事、福島県知事及び沿川市町村からの意見を経て策定したものです。
 本河川整備計画は、「安全で安心が持続できる阿武隈川の実現」「豊かで多様な自然環境の次世代への継承」「阿武隈川を軸とした人・自然・社会の調和と活力ある地域の創造」の3つの基本理念を柱とし、頻発する洪水に対する備えや水質改善、近年増加傾向にある外来種対策など阿武隈川が抱える様々な課題を踏まえて、治水、利水、河川環境、維持管理全般にわたる整備の目標と具体的な整備の内容を記載しています。

 「阿武隈川水系河川整備計画(大臣管理区間)」の本文は、福島河川国道事務所、仙台河川国道事務所で閲覧いただける他、各河川国道事務所ホームページでもご覧頂けます。
 また、パブリックコメントで頂いたご意見に対する、東北地方整備局としての考え方もホームページからご覧頂けます。

福島河川国道事務所ホームページアドレス
http://www.thr.mlit.go.jp/fukushima/index.htm




<記者発表先>
宮城県政記者会、東北電力記者会、東北専門記者会
福島県政記者クラブ、福島市政記者会


問い合わせ先

国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所
河川担当副所長 山科 勝嗣(内線 204)
調査第一課長   佐藤 正明(内線 351)
TEL:022-248-4131(代表)
宮城県仙台市太白区郡山5−6−6

国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所
河川担当副所長 中沢 重一(内線 204)
調査第一課長   山縣   聡(内線 351)
TEL:024-546-4331(代表)
福島県福島市黒岩字榎平36