福島河川国道事務所では鎌田地区河岸の保護の目的で護岸を施工しております。護岸の構造は、環境、景観に配慮した、粗朶沈床工・かごマット工を採用しています。
施工に当たっては、昭和30年代まで行われていた『水上施工による粗朶沈床工』で施工します。
水上施工については実施方法が現代の技術者に伝承されていないため、施工経験者(70歳代)や河川工法を伝承するために作られている河川工法伝承委員会の代表者により「阿武隈川に関する河川伝統工法検討会」を設立し、指導を得ながら工事を進めています。 |
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つきましてはこの伝統的な工法の現場見学会を土木技術者(建設業者、自治体、近隣国土交通省事務所)に案内しております。
記 |
開催日時: |
平成17年4月28日(木)PM13:30〜15:30(雨天決行) |
会場: |
福島市丸子地内(鎌田大橋上流左岸)
別紙のとおり |
なお、当日会場は駐車スペース等が限られておりますので、駐車場案内係の誘導に従ってください。
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『粗朶沈床工(そだちんしょうこう)について』
粗朶沈床工の工法は、明治の初期にオランダから伝来しました。粗朶を主体とした敷き粗朶、沈石からなる沈床工で構成され、主に河川の根固め工(河岸の根元を守る施設)、床固め工(河床を安定させる施設)として古くから採用されている伝統工法です。
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水上施工状況(下連柴施工中)
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粗朶沈床工(標準断面図)
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浮き丸太引抜き後の沈設状況
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