第2回の浜尾遊水地利用ワークショップが平成15年3月24日、須賀川市において開催されました。ワークショップのテーマである「保全ゾーン」と「水辺の回廊ゾーン」の計画案について具体的な議論をすすめるために、まず、浜尾遊水地の現在の状況を把握する必要があることから、現場を視察しました。
 初めに浜尾第3樋門と浜田用水路の跡を見学し、浜尾遊水地の概要についての説明を受けました。
 続いて、浜尾第2樋門と浜尾水門の方へ移動し、掘削された遊水地の内部に降りて、「保全ゾーン」「水辺の回廊ゾーン」の中心となる旧河道部とその周辺を視察しました。枯れ草を踏み分けて近くまで行き、工事前より幅が広く、水深も深くなったという水辺の様子を確認しました。

 ホテルサンルート須賀川に戻って行なわれた意見交換では、3グループに分かれて議論しました。一般参加のメンバーのほかに、今回からアドバイザーとして専門家の先生方が加わり、1グループ10人前後で、活発で熱心な議論が行なわれました。
 最後にグループごとに討論のまとめを発表しました。その中で、「水質の浄化」「生態系の保全」「自然の回復力の活用」「自然観察の場の形成」など、どのグループにも共通するキーワードがいくつか出てきました。
 時間の関係で、今回は全体のまとめまでには至りませんでしたが、これらのキーワードが、今後の方向性を決める上で大きな手がかりになるものと思われます。次回は4月24日(木)の予定です。

A班の討論の様子 A班の発表
B班の討論の様子 B班の発表
C班の討論の様子 C班の発表


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