第1回浜尾遊水地利用ワークショップが、平成15年3月3日(月)、須賀川市のホテルサンルートにて開催されました。
 須賀川市大字浜尾地内に整備される「浜尾遊水地」は、洪水時にはその水を大量に溜め込むことで浜尾地区および下流地区の浸水被害を軽減するものです。一方、広大な土地であることから、平常時には地域で有効利用できるよう地域住民や学識者、関係行政機関をメンバーとする利用計画検討委員会が検討を重ね、平成13年6月に「浜尾遊水地利用ゾーニング計画」を策定したところです。

 福島工事事務所では、この「ゾーニング計画」に基づき「保全ゾーン」と「水辺の回廊ゾーン」について、地域に喜ばれる施設となるように、住民参加による「浜尾遊水地利用ワークショップ」の開催を計画しました。参加者を一般公募したところ、当初の予想を上回る21名の参加申込みがあり、地域の皆さんの関心の高さに喜んでおります。

 開会に当たって、主催者である福島工事事務所の上坂事務所長から「このようなワークショップの開催は、福島工事事務所では初めての試みです。市民協働型の行政、市民力を活かした街づくりの一環として、工事事務所の職員も、浜尾を考える市民の一人という立場で参加していきたい」と挨拶がありました。


 そのあと、ワークショップのメンバーとなった21人が、それぞれ自己紹介をしました。環境問題に興味を抱いている人、しばしば水害に悩まされてきた人、浜尾で生まれ育った人、ボーイスカウトのリーダー、学生など、立場もさまざまで、二十代から七十代と年齢層も幅広いメンバーが集まりました。
 今回は、第1回ということで、「ワークショップ設立趣旨」についての説明のあと、今後の進め方などを確認しました。最終的には今年(平成15年)の8月頃を目標に、将来計画案を策定する予定です。

 自由意見交換では、「浜尾遊水地の現況特性の紹介」を受けて、早くも活発な意見交換が行われました。
   
   

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