第3回 赤川自然再生計画検討会
第3回 赤川自然再生計画検討会
日時 | 平成18年1月23日(月) 14:00~16:30 |
場所 | 東京第一ホテル鶴岡2F 鶴の間 |
概要
第3回検討会では、主に「多様な流れの形成による様々な生物が生息できる水域環境の創出」という目標に対して淵の創出に向けた整備方針・メニューの 討議を行いました。整備メニューとして、図1に示した昭和40年代に見られたようにミオ筋を2分化して流れの速いところと遅いところ形成し淵を創出するパ ターンと図2に示したような水制を設けてその先端が掘れることで淵を創出するパターンを示しました。
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主な意見として以下のようなものが出されました。
- 伊勢横内床止工上流右岸は魚類の越冬場所として重要な機能を果たしている。整備にあたってはこのような良好な環境が改変・消失してしまわぬよう十分配慮してほしい 。
- これまでの赤川を見ていると、淵がなくなり州になってきている印象を受ける。砂州の形成状況を丹念に調査・分析していくことも重要である 。
- 自然再生整備は施行的に実施し、モニタリングを通じて整備による効果を評価しながら進めていくことが必要である。
- サクラマスが遡上する際には川の水質や水温が非常に重要であるため、遡上時期にあたる3月~6月の水温についても配慮してモニタリングを行ってほしい 。
- 水制工の資材として間伐材や伐採したハリエンジュを利用するなど、有効活用、あるいは他機関と連携が図れるとよい 。
- 整備の状況でむしろよくなった面(内川は最近きれいになっている)もあるので、設定が難しい部分があるが、この委員会では赤川頭首工ができる昭和40年代前半ぐらいを目標にするということにしたいと思う 。