第2回 赤川自然再生計画検討会
第2回 赤川自然再生計画検討会
日時 | 平成17年10月24日(月) 14:00~16:00 |
場所 | 東京第一ホテル鶴岡2F 鶴の間 |
概要
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今年度実施した「瀬・淵」、「樹木」、「連続性」に関わる現地調査について
第2回検討会では、今年度実施した「瀬・淵」、「樹木」、「連続性」に関わる現地調査について中間報告を行い、主に赤川自然再生に向けた整備方針と内容について討議を行いました。主な意見は以下の通りです。
- 今年度の調査結果を踏まえて代表的な淵を選出し、赤川における代表魚種の遡上時期など季節的な条件を考慮して調査を継続してみてはどうか。
- 川幅水深比等の水理特性から、上・中・下流では区間毎に淵の形成状況が異なっていることが伺える。特に、中流部は出水によってミオ筋位置が変わりやすく、淵も時間的に変動していたのではないかと考えられる。
- サクラマスの生息環境を考える上では、淵だけでなく、水生植物の分布状況など稚魚や仔魚が利用する環境の現状や変化についても着目して検討を進めてほしい
- 連続性の観点から横断工作物についての定量的な評価は難しい。調査にあたっては、整備方針に活かすことができる調査項目をさらに検討し、効率的な調査を行ってほしい。
- ハリエンジュ試験掘削後の再萌芽を防ぐためには、根や枝を土中に残さず、極力取り除いておく必要がある。1度だけの対策では難しいと考えられるため、継続して対応していくことが必要である。。
- 樹木の伐採が必要となる箇所では、事前に生物の生息・生育状況を十分調査した上で行ってほしい。
- 流域や水系の観点から、より広い視点で赤川の現状を把握し、河川以外にも将来的に何か提案できれば良いのではないか。。