第1回 赤川自然再生計画検討会
第1回 赤川自然再生計画検討会
概要
第1回赤川自然再生画討会は、平成17年8月10日に東京第一ホテル鶴岡で行われました。検討会では13名の有識者、地元関係者が集まり意見交換が行われました。
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第1回赤川自然再生計画検討会では次のような意見が出されました。
- 赤川ではハリエンジュ等の樹林化が著しく、昔のように堤防上から川の様子をみることができない。
- 赤川においてはオニグルミも代表的な種として挙げられる。樹林化対策の実施に当たっては、必要最低限の伐採とするなど配慮してほしい。
- 他河川では、外来植物の抑制対策として農薬を使用し、効果を挙げている事例もみられる。土壌への影響もないため、赤川でもハリエンジュ対策の一つの方法として検討してみてはどうか。
- 薬品の使用については、塗布直後に出水等で流れ出た場合の影響についても十分把握した上で使用の可否を検討してほしい。
- 漁が盛んに行われていた頃の漁場がどこであったか、また、どのような方法で行われていたのかということは、昔の赤川の姿を知る上で重要である。
- 昔から漁が行われてきた淵にはほとんど名前が付けられている。
- 淵については数や規模の変化だけでなく、質にも着目して検討する必要がある。
- サクラマスの産卵場を考える場合には、上流の支川まで視野を広げる必要がある。月山ダムが完成したことにより、下流への土砂供給形態が変化してき ていると考えられる。上流部の支川に設置された砂防施設については、その機能を確保した上でスリット化を行うなどの対策をとることを検討してみてはどう か。