5月30日、ルポ-ルみずほ(秋田県秋田市内)において「生保内川癒しの渓流づくり報告会」が開催されました。
生保内川癒しの渓流づくりは、直轄火山砂防事業の土砂災害防止を目指して整備した仙北市(旧田沢湖町)の遊砂地(生保内川大暗渠えん堤)を中心に、そこに広がる自然豊かな渓流空間に着目し、健常者はもちろん高齢者や身障者等も含めたすべての人々が五感で癒しを感じ得る場としての整備や利活用・支援体制等の確立を目指し、平成13年度の懇談会の開催を皮切りに検討会や勉強会を通じ整備・利活用・組織作り等を進めており、このほど活動の核となる遊歩道や水辺広場等が概成すると共に、活動とサポ-ト組織として地域住民や市民グル-プが参加した「NPO法人癒しの渓流・里・まちネット」が本年3月に設立したところです。
今回の報告会は、平成15年3月の懇談会で出された「ハ-ド・ソフト・ハ-ト」の三本柱を基本方針とした提言に対し、これまで実施した様々な取り組みの経過を懇談会メンバ-に報告しその評価を頂くと共に、今後の癒しの渓流づくりの維持発展に向けた意見交換を目的に開催したものです。
出席者からは一様に、提言に沿った整備・組織形成に歓心が寄せられると共に、今後広く利活用を促すための情報発信やアピ-ルが必要との意見が交わされ、「生保内川癒しの渓流」の更なる発展に期待が寄せられました。 |