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 夏休みも終わり2学期が始まりましたが、休み期間中よりむしろ暑っち゛ぃ~日が訪れた8月29日の午後、湯沢市立三関小学校の5・6年生73名が湯沢市内の雄物川で「水生生物調査」を実施しました。湯沢工事事務所からは河川管理課・調査第一課・十文字出張所から総合学習のお手伝いとして8名が参加しました。

湯沢工事事務所河川管理課長による説明を熱心に聞く生徒たち
水生生物採集開始!
 ふだん、川へ足を踏み入れることが少ない小学生達はどんな生物がいるのか期待に胸を膨らませながらの調査でした。

 ところが、8月の台風の増水の影響による生物の流失と、水生生物が羽化して空中に飛び出してしまった時期にあたり、「虫の数より生徒の数」のほうが多く、ちょっと残念な結果となりました。

アミを持ち、一生懸命生物を探す生徒たち
資料を使い採集した魚や虫を調査!
 虫は少なくてもヤゴ、オタマジャクシ、タガメ、アメンボウ、ヒルに混じり、指標生物となるナガレトビケラも採集されました。また、虫に混ざってきれいな川にしか住まないカジカ類も数匹ゲットしました。

ヒラタカゲロウ

ナガレトビケラ

コオニヤンマ

カジカ

上流できれいな川に棲む生物が採集されたことから、身近に流れる雄物川が「きれいな川」ということを再確認しました。
 最後に、川を「にごす」ことはいいこことか悪いことか?「汚す」ことはいいことかわるいことか?についてお話をしました。
川は雨が降って増水すればにごります。にごりの中には水生生物などの魚のエサも混じっていますので下流の魚にとって、必要なことであるし、川にたまった自然界のゴミを洗い流すことにもなるのです。雨がやんで川の水量が落ち着けばにごりは消えます。今日、みんなが川に入って川が少しにごりました。下流の魚はよろこんでいるかも知れません。

 しかし、川を汚すということは自然以外のゴミや油や薬品を川に流した場合に起こることで、川に住む魚や水生生物そして川を利用するわれわれ人間にとっては悪いことだらけです。そして、汚れた川はすぐきれいな元の川にもどりません。みんなも川を汚さないようにしましょう。

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