平成26年5月9日

 岩木川沿いに広がる津軽平野は、日本最大のリンゴの栽培地であるとともに、特に、岩木川下流域は広大な水田地帯が広がる穀倉地帯となっています。

 その田んぼの水の多くは岩木川から供給されています。

 岩木川から周辺の田んぼに水を供給している施設の一つに「芦野堰」があり、5月1日からその取水が始まっています。




 左岸側の開いていた芦野頭首工のゲートが閉められ、岩木川の水位が上昇することで水の供給が始まります。

 芦野堰の半分(右岸側)は、ラバー堰になっていて年中膨らんでせき止められています。ただし、ある程度の水位上昇があると、水の流れをスムーズにするため、倒れるようになっています。






芦野堰の左右岸に取水口があり、岩木川の両岸から水が供給されています。
右岸の取水口 左岸の取水口
上流側から見た芦野堰
 


 左岸 芦野頭首工
 右岸 芦野ラバー堰       倒れると右の写真のようになります(上流から下流方向)    

 芦野頭首工のゲートが閉じられると魚が行き来できなくなりますが、芦野堰には比較的流れが早い魚道3箇所と、小さな魚類でも遡上できるように緩傾斜魚道1箇所がつくられおり、岩木川の魚が行き来できるようになっています。


堰の左右と中央に設けられている魚道 右岸に設けられている緩傾斜魚道



行事・お知らせ等へ>>>