9月16日、台風18号の接近とともに北西の風で日本海側から湿った空気が入ったことにより、青森県では未明から夕方にかけて雨が降り続きました。16日4時から同日19日までの間に総雨量120mm以上の雨が、岩木川水系上流域全域にまんべんなく降りました。
岩木川にある全ての観測所が、避難判断水位(※1)を超過し、五所川原では避難判断水位を4cm超過、繁田では避難判断水位を19cm超過、若宮でははん濫注意水位(※2)を
42cm超過しました。 鶴田町役場前(岩木川左岸34k)では、越水(※3)の恐れがありましたが、地元の消防団の水防活動により、住宅側への浸水を食い止めました。
また、岩木川がはん濫する恐れがあるということで、つがる市(小和巻、上古川、下古川、ほか2地区)には避難指示、鶴田町(木筒、野木、菖蒲川、強巻、大巻、ほか2地区)には避難勧告が出されました。
※1 避難判断水位・・・・ 市町村長の避難勧告等の発令判断の目安、住民の避難判断の参考と なる水位
※2 はん濫注意水位・・・市町村長の避難準備情報等の発令判断の目安、住民のはん濫に関する情報への
注意喚起、水防団の出動の目安となる水位
※3 越水・・・・・・・・・・・・増水した河川の水が堤防の高さを越えてあふれ出す状態のこと
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