平成25年7月23日、青森河川国道事務所において、岩木川水系水質汚濁対策連絡協議会の委員会が開催され、平成25年度の事業計画等の審議を行いました。

 岩木川水系水質汚濁対策連絡協議会は、岩木川水系の河川等の公共用水域について、河川水質汚濁対策に関する各関係機関相互の連絡調整、水質汚濁対策の推進及び水質事故における対策等の調整を図ることを目的として、昭和50年度に発足し、毎年、水質事故通報訓練、オイルフェンス設置訓練等の取り組みを行い、日頃から水質監視、水質事故対策を行ってきているものです。




委員会では、東北地方1級河川の平成24年の水質調査(速報値)が公表され、
環境指標BOD平均値は1.8mg/Lで、岩木川は調査対象22河川中最下位でした。
なお、国の環境基準値2.0ミリグラムはクリアしています。

※BOD(生物化学的酸素要求量)は、河川の水質を示す代表的指標で、
値が大きいほど水質が汚れていることを示します。

岩木川の水質はBODの指標でみますと、ほぼ環境基準を満たすまでになっていますが、
東北地方整備局管内の24河川の中で比較すると下位のランクになっており、水質
悪化の一因である生活雑排水による汚濁負荷量を削減するために、下水道整備の
普及、及び家庭からの雑排水対策の啓発活動を行っていただくことが必要です。


岩木川のここ5年間の水質ランキングの動き
平成20年 23位( 24河川中 ) BOD値 1.7 mg/L
平成21年 23位( 24河川中 ) BOD値 1.5 mg/L
平成22年 24位( 24河川中 ) BOD値 1.6 mg/L
平成23年 19位( 24河川中 ) BOD値 1.3 mg/L
平成24年 22位( 22河川中 ) BOD値 1.3 mg/L



資料 「今日からはじめよう 生活排水対策!」 (青森県環境政策課)

記者発表資料 平成24年一級河川水質現況 (東北地方整備局)




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