6月8日(土)、岩木川水系洪水予報水防連絡会では、台風や大雨などによって洪水が発生した場合の被害を、最小限にくい止める為の水防工法技術の認識を高める為に五所川原出張所裏の高水敷地で、河川管理者及び県・水防管理団体(各市町村)・地元水防団など関係各機関が多数参加し、水防工法訓練を実施しました。
 工法実習では土のうつくり、ロープワーク、シート張工、月の輪工の各種訓練を実施しました。 



 
【土のう作り】 
 水防工法の基本ともなる土のうを作る作業です。
   



【ロープワーク】
 ロープワークには木や竹等を縛り合わせる時や荷物の梱包等の結びに使われる”いぼ結び”、杭や
立ち木、竹等、ロープ先端部の結びに使われる“ふな結び”、ロープ交差部や骨組みの間隔を保つ為の
“のの字結び”など、各水防活動に使われる様々な結び方があります。
写真は、”いぼ結び”の訓練の様子です。
   



 
【シート張工】
 川側の崩壊、及び透水を防ぐ工法です。吸い込み口が水中深くにあり、詰め土壌工法や畳張り
工法では、漏水防止作業が著しく困難と思われる場合に用いられます。
   
   




【月の輪工】
 出水時に居住側に噴出する漏水(堤体漏水)により水が吹き出し、その漏水口が拡大されるのを、土のう
を積んで水の圧力を弱め堤防の欠壊を防ぐ工法です。
   
 


  ▲今回の訓練で指導してくださった講師のお二人です。
お二人は、水防知識・技能の伝承・指導を行うことが可能な水防専門家として
(社)全国防災協会に認定され、登録されています。
 
        参加者の皆さま、暑い中お疲れさまでした。



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