大正7年(1918)3月、国会において岩木川改修が事業として可決され、待望の直轄事業の着手が確定となりました。
同年6月16日、内務省秋田土木出張所は当時の五所川原町に岩木川土地収用事務所及び測量出張所を開設し、岩木川の調査測量を進めました。
同年12月1日、岩木川改修事務所が開設されて、直轄工事開始の幕開けとなりました。
大正10年(1921)9月に起工式が挙行されましたが、この時は数々の催しがあり、五所川原町は空前の大賑わいであったと言われ、改修工事に寄せる住民の関心と期待がいかに大きいものであったかを物語っています。
その後、岩木川改修事務所は国道事業との統合や改称を数回行い、平成15年4月、現在の青森河川国道事務所(青森市)となりました。
五所川原出張所は昭和40年(1965)4月に、現在地に新設され、今に至っています。
(出典:青森工事事務所「七十年史」) |