白鳥ふれあい広場
 この白鳥ふれあい広場は、水辺を保護するための護岸工事を昭和39年に行い、堤防を保護するための護岸工事を平成6年、平成8年に階段工で行いました。一方この広場は、夏は花火大会、冬は白鳥飛来地として地域住民の憩いの場となっている所でもあります。
 このようなことから、地元藤崎町では白鳥観察施設(こーやまるくん)を造ったり、花火大会を開催するなど積極的に水辺空間の利用をしています。
 しかし護岸の勾配が急(1割程度)であるため、子供や車椅子の方々にとって利用しにくく、また親水性(※水になじむ性質のこと)も高くありませんでした。
 そこで国土交通省(旧建設省)は、藤崎町等の要望を受け、人々が水辺に近づけるように護岸を緩やか勾配にし、親水性を重視した階段式の護岸を設置するとともに、車椅子の方々も利用可能なスロープを整備しました。
 沢山の方々に、多目的に利用される事を期待しております。


白鳥観察施設
(こーやまるくん)
冬鳥たち
オオハクチョウ
【分類】ガンガモ科
【生息・繁殖地】シベリア北部
【特徴】全長約140cm、体重10〜12kg、翼を広げると約240cmに達し、日本で見られる鳥類のなかで最も大きい種のひとつである。くちばしは黄色で先端はとがって黒い。若鳥は全体が灰褐色で頭と首は色が濃い。
【生態】ハクチョウ類は家族のきずなが強く、つがいの関係は何年も続く。家族単位や群れで行動し、アマモ、マコモなどなどの水草を採食する。
 多くはシベリアの北部、一部は南サハリンで繁殖し、日本には冬鳥として渡来する。平川には10月中頃に渡来して越冬、3月中頃から繁殖地へ帰り始める。
コハクチョウ
【分類】ガンガモ科
【生息・繁殖地】シベリア北部
【特徴】全長約120cm、体重6〜10kg、翼を広げると約200cmでオオハクショウより小さく、並ぶと首が短くみえる。
 成鳥のくちばしの黄色部分が小さい。
 若鳥は全体が灰褐色である。
【生態】オオハクチョウと同様、家族単位や群れで行動し水草などを採食するが、オオハクチョウとは好む環境がややことなる。平川にはオオハクショウに混じって渡来するがその数は極めて少ない。(3月中頃、北帰行中の群れが一時的に平川に舞い降りて羽を休める。)繁殖地へ飛び立つのはオオハクショウと同じである。
カモの種類
平川の白鳥
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”平川の白鳥は、昭和51年6月(1976年)県天然記念物に指定されています。”