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豊かな田園風景の中に、さりげなく収まる施設とすることが出来るものか。それが樋門、樋管デザインの要点です。
新しいプロトタイプの一つの提案でもありました。

<担当者>
担当事務所 山形河川国道事務所
全国アドバイザー 篠原修(東京大学大学院)
発注者側担当者 中込淳、畑山作栄、伊藤由美(工務第一課)、黒沼博(南陽出張所)
設計担当者 岡田一天((株)プランニングネットワーク)
鈴木章、寺井大典(住鉱コンサルタント(株))
施工者 (株)松田組
<事業計画>
設計期間 平成9年6月~平成10年1月
施工期間 平成11年3月~平成12年3月
<施設諸元>
計画流量:Q=19.0m3/s 断面形状:B3.55×H2.30×2連 管渠長:L=17.6m

「アドバイス前」 「アドバイス後」  
 
配慮点
上屋に不安定感を無くす為、門柱及び上屋一体型の門構造を採用した。
土地柄を出すような奇抜なデザインではなく、周辺環境に合うことを目的とした。

置賜地方の米沢市を中心とする地域は、平成6年9月に地方拠点都市地域に指定され、置賜地方拠点都市地域基本計画を策定しています。その一つに、吉野川と最上川合流点付近を「広域交流拠点地区」に位置づけ、優れた自然環境を活かし、広域的に年間をとおして利用できるスポーツドームやピクニック広場施設を整備し、スポーツ・レクリェーションの広域交流拠点づくりを目指すこととしており、地域住民はもとより広範囲にわたり交流拡大が期待されます。
以上を背景に「棒川排水樋門」は、樋門全体のデザインを洗練し、質の高い景観を創出することが求められました。


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