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地域性(ローカリティ)が求められている場合のデザインには抑制をきかせなければいけません。地域性の直載的な表現は、押しつけがましい下品なものになることが多いからです。

<担当者>
担当事務所 岩手河川国道事務所
全国アドバイザー 窪田陽一(埼玉大学)
地域アドバイザー 細江達郎(岩手県立大学)
発注者側担当者 及川義文、船木仁、成田祐子(工務第二課)、小松寿、笹森一(北上国道出張所)
設計担当者 中台邦也、池田東建((株)近代設計事務所)
施工者 (株)佐藤組、(株)恵工業、岩手電工(株)
<事業計画>
設計期間 平成8年9月〜平成9年3月
施工期間 平成9年12月〜平成11年3月
<施設諸元>
延長:L=98.3m 幅員:W=4.0m
高さ:H=2.5m
屋根構造:全面強化ガラス
斜路勾配:12.0%
(ノンスリップタイル、ロードヒーディング設置)
主な設備:排水ポンプ、換気、非常ベル(警察署に直接通報)等

「アドバイス前」 「アドバイス後」  
 
配慮点
地元の地域性(先端技術・活発征・スペード感)を反映させました。
上屋をガラス張りにし、暗いイメージを払拭した。

大堤地下道は、平成11年8月に開催された全国高校総合体育大会(インターハイ)に合わせた国道4号北上バイパス拡幅事業の延伸に伴い、歩行者の安全を確保するため、従来の横断歩道橋を地下横断歩道形式に改築したものです。
本事業箇所周辺には、インターハイの主会場となる北上総合運動場をはじめ、小・中・高校、専門学校、工業団地、住宅団地等があり、生徒の多くは国道を横断し通学しています。
このため当地下道の計画あたっては、上屋デザインでの地域性の表現方法や安全性、利便性が求められた他、施行にあたっては地域住民等との意見交換会を開催し、施設整備に反映させています。


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