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緊急時に必要とされる機能を満足しつつ、日常的には快適に利用できる空間とすること。これはデザイン的には難しい問題であり、その一つの解答を得ようとした試みもあります。

<担当者>
担当事務所 湯沢河川国道事務所
全国アドバイザー 堀繁(東京大学アジア生物資源環境教育センター)
地域アドバイザー 石井千万太郎(秋田大学)
発注者側担当者 佐藤慶亀、古関修(工務第一課)
設計担当者 伊藤登((株)プランニングネットワーク)
<事業計画>
設計期間 平成10年4月〜
施工期間 平成11年12月
<施設諸元>
敷地面積:1ha
盛土量:40,000m3
水防センター(十文字町施工)1棟

「アドバイス前」

「アドバイス後」

 
配慮点
透過性の高い建物
防災ステーションと白鳥飛来地との動線処理

十文字河川防災ステーションは、洪水時等に緊急的に必要な土砂等の資材を備蓄しておき、洪水時等の水防活動及び緊急復旧活動の拠点として整備するものです。
当地区は、10月から4月にかけ「オオハクチョウ」、「コハクチョウ」等2千羽を越える野鳥が飛来し、羽を休める場所で、県内外から年間約6万人の観光客が訪れます。また十文字町の河川公園でもあり、児童野球、サッカー、グランドゴルフ、消防の訓練大会が開催されるなどの多目的利用地となっており、年間を通して人が集まることから、十文字河川防災ステーション設置においては、公園とネットワークを図り、レクリエーション・文化活動の拠点、一般住民、通学・通勤者が容易に利用できる施設整備が求められました。


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