市民は、歴史・文化的価値を再認識して、それらを伝えるための活動をいろいろと行っています。 住民が動いても現時点では何もできないかもしれないけど、住民が声を挙げて動くことによって、いずれは行政を動かすのではないか。 | ||||||
今の自分や人の個性というものは、生まれ育ったところにあるのではと感じています。 | ||||||
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現行のシステムでは、着工後に専門家がかかわることができない。専門家として、デザイン監理はとても重要である。 住民参加で重要なのは説明責任であり、親切丁寧に説明し理解していただかないと、事業は地元に根付かない。 今後は、標準設計ではなく、一人ひとりが立ち上がらないと良い景観はできない。行政も専門家も、一人ひとりの幸せが全員の幸せとなるように努力していかなくてはならない。 | |||||||
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行政としては、常にコストを意識せざるを得ません。 景観に配慮した事業に取り組む中で、どう両立させるかが課題であります。 それには事業を進める中での専門家と行政の連携が重要であり、必要不可欠であります。 計画段階から住民と一緒となり、住民の意見を設計に反映させることが大事であると考えます。 | ||||||
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明治・大正・昭和初期の構造物を美しいと思うのは、皆さんが一生懸命考え、手づくりで造ったものだからと思います。 それは、手づくりのまちづくりにもつながります。 「美しい国づくり」については、既に動いていますが、実は始まったばかりです。 | |||||||
これから、みんなで一緒にやっていただければと思っています。 | |||||||
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地方においては、景観行政は難しいものです。景観に配慮した事業では、コストも時間もかかるため評判はよくありません。 ただ、町民・行政がこだわりを持ってまちづくりを考えていくことに意味があります。 住民と行政が一緒になり、景観に配慮して造ったものは、人々の関心が非常に強いものとなり、自然と住民の方々にまちを愛する心が生まれると思っております。 | ||||||
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住民と専門家と行政が、それぞれの特色をどう発揮しながら協力し、美しい都市・地域をつくっていくか。これまでは住民も行政も議論を避けてきた。 これからは住民・専門家・行政が三位一体とならないと良い景観は生まれない。そこに住む住民にしか分からない歴史・風土があり、それらの情報が入ることで、デザインは深みを増すのです。 | ||||||||
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