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道路施設の老朽化対策

わが国の道路施設の多くは、戦後本格的な整備が始まり、高度経済成長期に多くの橋やトンネルなどが建設されてきました。今後、これらの施設は、急速に高齢化が進行し、計画的に修繕を行わなければ、将来大きな負担が生じることとなります。このため、必要なインフラ機能を維持・向上させ、国民生活への影響を最小化するために、計画的かつ効率的な道路管理を実施する必要があります。

山形県道路メンテナンス会議

平成26年度より橋やトンネルなどの道路施設は、5年に1度の定期点検が義務化されました。

道路も高齢化!?定期点検で早期発見!! 早期補修!!

県内には様々な道路施設があり、皆さんの暮らしを支えています。しかし道路施設は今後、急速に「高齢化」が進むことから、平成26年からは定期点検が義務化されました。道路施設の「定期点検」で、「損傷部」の早期発見や重症化を予防し、安心して長く使っていくことができます。

国、地方とも厳しい財政状況にある中で、道路インフラの補修や更新にいかに的確に対応していくかが重要な課題となっています。このため、山形県内の高速道路、国道、県道、市町村道の道路管理者からなる「山形県道路メンテナンス会議」 を平成26年に設立し、道路インフラの予防保全、老朽化対策の取り組みに対する体制強化を図っています。

参加機関

東北地方整備局、山形県、県内35市町村、東日本高速道路 (株) 東北支社

取り組み事項

  1. 道路メンテナンスに関する情報共有
    技術基準説明会 ・ 現地研修等の実施、 損傷事例や対応事例に関する情報の共有、 点検 ・ 措置状況に関する情報共有 等
  2. 関係者の意見調整・技術支援
    点検、 補修等に重点的に取り組むべき路線に関する意見調整、 対外協議に関する調整 研修をとおし点検技術向上に向けた支援 等
  3. 国民 ・ 道路利用者等を対象とした広報
    点検結果や構造物の健全度に関する情報発信、 老朽化対策に対応する関心と理解の醸成 等

メンテナンスサイクル

「点検→診断→措置→記録」の業務サイクルを通して、予防的な保全を進めるメンテナンスサイクルを構築。


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