ほとんどの川魚が、上流と下流、本川と支川の間を移動しながら生活しています。「魚がのぼりやすい川づくり」は、魚たちの移動を妨げないよう、堰などに魚の通り道になる魚道を設置し、またそこへ魚が迷わず行けるような施設もつくるなどの河川改善事業です。これによりジャンプ力や遊泳力の弱い魚やエビ、カニなどの移動を助けようというもので、最上川は、平成6年6月に「魚がのぼりやすい川づくりモデル河川」に指定され、建設省(現国土交通省)をはじめ山形県や市町村などの関係する行政が話し合い、最上川での改良方針を示しました。その方針に基づき施設の改善が進められてきています。 |