赤川は、山形・新潟県境の朝日山地を源に、庄内平野南部を流れ、赤川放水路によって庄内砂丘を横切り、日本海に注いでいます。現在は、最上川に合流しない単独の流れですが、もともとは最上川の支川でした。当時、赤川の下流一帯は、出水のたびに氾濫し、浸水していました。このため、大正10年から昭和17年にかけて庄内砂丘に放水路をつくり、これによって、赤川は直接日本海に注ぐようになり、昭和28年には最上川に注ぐ流れを完全に締め切りました。赤川は、流域面積857km2、幹線流路延長70kmの一級河川となりました。
しかし、大きな洪水が来ると氾濫する危険があるため、川幅を広げ流れを良くする工事が平成13年度まで行われました。工事では、掘削された土砂を高速道路の盛土材料等に有効利用したり、川幅を広げることにより、強風で砂が飛び人家や農作物に影響が出ないように、法面にクロマツを植えて環境に配慮した工事が行われました。
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赤川放水路 |
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