幅二mほどの「カカド」と呼ばれる、丸太ぐいと柳の枝で作った「魚ドメ」から、長さ七〜九mの刺し網を流します。サケは「魚ドメ」で行く手をさえぎられ、まわりこもうとしたときこの網にかかってしまうのです。とれたサケはふ化場に運ばれ、メスのサケからしぼり出した卵に、オスの精子をふりかけて受精させます。生まれた稚魚は大切に育てられ、翌年の春に川に放されます。海にくだり北太平洋などで大きく成長したサケは、三〜四年で自分の生まれた川に帰ってくるのです。この回帰率は二〜三%ぐらいといわれています。
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資料提供:本合海エコロジー
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