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物知り最上川 > 流域 > 最上川は「1県1河川?」

 ●最上川は「1県1河川?」


 最上川は河口までの長さが229qと全国でも7番目の大河川で、途中、大小たくさんの支川の流れを集め、海へと注いでいます。流域面積は7040q2で、山形県全体の約76%の土地の水が最上川に注いでいることになります。また、最上川流域に暮らす県民は、約100万人と県人口の約8割を占め、山形県の経済、文化の発展にも大きな役割を果たしてきました。こうしたことからも、山形県の「母なる川」と言われる最上川は、「混じり気のない山形県だけの川」と言われていますが、実はほんのちょっとだけ他県の水も流れ込んでいます。
宮城県の二井宿峠に降った雨の一部などは、地形上、山形県の最上川に流れ込んでいることが考えられますし、また、山形県と宮城県をつなぐ「横川堰」は、かんがい用水として宮城県の横川から上山市を流れ、最上川へつながる萱平川へ水を引いています。この横川堰のように農業用水として他県から水を引いているのは、全国的にも珍しく貴重な施設となっています。



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