久しぶりの登場！！チームCSG『親方』のレポートをお届けします♪

9月末にリジットダンプ(重ダンプとも言う)が新たに入ってくることになりました！！
これまでも、「特別見学会」や「なるせダムアドベンチャーバスツアー」で多くの方から、「どうやって組み立てているの？」と言うお話を頂いていました。
ちょうど、いい機会なので、組み立ての様子をレポートしたいと思います。
　若干マニアックな内容もあるかもしれませんが、なるべく分かりやすくお伝えできるよう頑張ります

　　

今回組み立てられているのは、上流展望台下のCSG材料の投入口付近です。このリジットダンプは、これから予定されている、CSG仮置き場から投入口までの間を自動運転で運搬するものです。

　　


組み立て前のリジットダンプは、キャビンやエンジン等の主となる車体(写真左側の赤枠)とベッセル(荷台)、タイヤに分けられ、3台のトラックで運び込まれます。

その写真は・・ごめんなさい・・色々あって撮れていませんm(_ _)m
ベッセルは、赤点線で二つに分かれ、３つのパーツで構成されています。

車体右前のサスペンションなどの足まわりの部分。 となりの4tトラックと対比するとわかる巨大なショックアブソーバー！！（ピストン構造の部分）

しかもとてつもなく、厚く巨大なディスクブレーキ！ ブレーキキャリパーが前後にあります。 普通の車はほとんど１つだけです。

組み立ての方に話を戻します

運転席やエンジン部分をトラックからおろし、その脇では、リアのアスクル(後の車軸)にタイヤを装着します。
それができたら、ベッセルの組み立てを進めます。

3分割されたベッセルは左右をくっつけ、ボルトで止めていきます。

運転席の上に来るひさし部分は、この後取り付けますが、運搬する際は、動かない様ベッセルに溶接されています。

すると、こんな感じに並びます。

運転席やエンジン部分の車体と後輪をつなぐアスクル(車軸)部分を一体化させます。
車体を2台のクレーンで吊り上げ、アスクルまで移動しつなぎます。

後ろから見るとこんな感じです。

後ろの車軸とつなぐと、タイヤが付いていない車体側が下がって来ない様に支える、ウマ(リジットラックやジャッキスタンド)をかけます。 こんな大きなウマは見たことがありません・・。

ここで動画を見てみましょう！ 車体を吊っているベルトスリングもこんな太さのものは初めて目にします。 合図者の手の動きに注目！！ ☜画像をクリックすると動画が再生されます。

～おまけ動画～ リジットダンプの組み立ては、CSGの投入口付近で行われています。 運搬から投入までの様子を間近で撮影してみました。 ☜画像をクリックすると動画が再生されます。

朝8時から初めて、ここまででちょうどお昼

午後、原石山での岩石判定を終えて戻ると、前輪が装着され、ベッセルの前側の組み立てが始まっていました。

巨大な泥除けを装着しています。

ベッセルの前側も溶接を取られ、クレーンで吊って組み立てします。



☝画像をクリックすると動画が再生されます。
車体前方では、運転席両側のステップ部分を車体に取り付けしています。

取付完了！ よく見ると、自動運転の状態を示すと思われる回転灯が両側に追加されています。（赤、黄、緑）

いよいよ大詰めです。
車体部分に荷台を載せます

↑甲羅のないカメみたい（笑）

２台のクレーンで吊り上げます。

初めて見た親方とI係長が衝撃を受けた合体風景。 二人で、「そっち！？」 ☜動画をクリックすると動画が再生されます。

クレーンで吊って設置するのかと思っていたところ、バックで移動してくるとは・・。 でも、最後の微調整はクレーンです。 写真の赤〇同士を合わせ、ピンを差し込み固定します。

ここでも、整備の方とクレーンのオペレーターのやり取りは、手信号です。 ☜画像をクリックすると動画が再生されます。

これで完成！！（午後4時頃でした。）

この後は、自動運転に必要な機器を取り付けし、上流展望台の無料見学所に増設した制御室の整備が予定されています。
試運転などを行い、10月中には上流展望台の下をこのリジットダンプが無人の自動運転で動く様子が見られる予定です。

堤体打設工事のみならず、原石山採取工事においても、最先端の土木施工技術が見られる成瀬ダムです。
工事現場内を巡る、「なるせダムアドベンチャーバスツアー」も10月15日、22日で今年はおしまいです。
今年から現場見学会の企画・運営をすることになった『親方』としては、「生の動いている現場をもっと多くの人が見られれば良いのに」というチームCSGの意見が頭にあり、現在の様な定期、定時運行のバスツアーとなっております。
興味がある方は、こちらもご利用ください。
スタッフ一同お待ちしております。

 

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