国土交通省東北地方整備局 成瀬ダム工事事務所

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  4. 第14回 成瀬ダム付替国道2号橋下部工工事現場に潜入!

前回、2号トンネルの貫通式をレポートしましたが、その2号トンネルと国道342号を結ぶ2号橋の工事現場に行ってきました Go!

2号橋場所

本日の現場は上図の部分。
橋桁を両端で支える橋台と、橋桁の中央で支える橋脚。
その橋脚を橋桁を乗せる高さまで立ち上げる工事を見学しました☺

橋脚の作り方 まず初めに橋脚の造り方をザックリ説明ふくろう説明
ものすごーく簡単に言うと、鉄筋を大量に組み合わせて(写真参照)それをコンクリートで固める感じです。(かなりザックリですみません…ちゃんと知りたい方は要検索!)

ですが!今回は 【3H(Hybrid Hollow Highpier)工法】という新技術の工法で行っているそう!
3H工法とはなんだろう…これもザックリですが説明します٩( 'ω' )و ♬*゜

H鋼 先ほど説明したように、従来の工法だと大量の鉄筋を使用しますが、3H工法では左図のようなH鋼を使用します。
H鋼は鉄筋よりも強度が高いため、複数本の鉄筋と置き換えることにより耐震性の向上と材料の省力化を図ります。
そして、【スパイラルカラム】という鉄筋カゴをH鋼に巻きつけて使用することで、更なる耐力向上となるのです!すばらしい キラキラ
H鋼 橋脚断面図

左図はパイラルカラムを巻き付けたH鋼。
右図は橋脚を真ん中で切って、上から見た図です。
スパイラルカラムを巻きつけたH鋼(で囲まれた部分)を12箇所、普通のH鋼を4箇所の計16箇所に設置して積み上げていきます。

25t吊りラフター ではいよいよ現場へ。
私たちがお邪魔したときは31mの高さまでH鋼が積み上げられていました!
だいぶ離れた距離から撮らないと全貌が収まりきらないくらい高い…(@_@;)
急な階段 安全帯を着けて最上部まで登ってみることに!
ひたすら細い階段を登ります。足場は低くて、常に中腰の状態(^^;)
油断すると、組んでる鉄パイプに頭をぶつけそう!
手すりを握り締め、最上階をひたすら目指します。
まだまだ登る

まだまだ登ります。膝は絶賛大笑い中☆

31メートルまで登った やっと辿りついた最上階キラキラ
(この日は約31m地点が最上階)
絶景!
あいにくの曇りですが((+_+))
※取材日は紅葉前でした。
2号TN橋台工事中 2号トンネルが見えました。(橋台の工事をしています。)
結構な高さまで登ったなーと思いましたが、2号トンネルの高さまではまだまだありました…。
橋脚側面 橋脚の側面が見えました。
組み上げたH鋼の側面に型枠を取り付け、その型枠とスパイラルカラムを固定し、そこにコンクリートを流し固めます。
拡大図
コンクリート打設 私たちが行った日は23.05mまでコンクリート打設が完了していました!
この作業を繰り返し、最終的には44.5mの高さ(ビルで言うと14階くらい?)になるんだそう!
作業員 膝ガクガクの状態で足場を降り、無事に地上へと舞い戻りました((((;´・ω・`)))
するとなにやら作業をしている方々が・・・
H鋼製造風景 できたてのH鋼

H鋼にスパイラルカラムを取り付けている作業を行っていました!
まさかの手作り! 既に巻きついた状態で納品されていると思っていたので驚きですΣ(゚ω゚`)

本当に大きい 工事の様子は成瀬ダム展望台⇔栗駒山荘方面R342の道沿いからもチラっと見えますよ!
詳しくは【あるく第12回】をチェック(*^_^*)
今回、貴重な現場をご案内していただいた伊藤建設工業の皆様、ありがとうございました!
今後も事故の無い作業で頑張ってください╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

 

 

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