建物用語集

出隅(ですみ):
 外壁の四隅などで角度が付いている外側の部分。←→入隅(いりすみ)

手摺(てすり):
 体の不自由な来庁者のための、後付け可能な手摺も各種販売されている。ただし、太さ、材質、取付の位置や高さなどは慎重に検討する必要がある。特にトイレへの設置は、使用者の動作などを想定して決定する。

鉄筋(てっきん):
 建物を支える上で重要な鋼製の棒材。引っ張る力に弱い、コンクリートの弱点をカバーするために使用する。鉄筋自体は錆に弱い。建物構造部の鉄筋が錆びて露出している場合には、錆止め等の処置をする。放置すると、周囲のコンクリートにも悪影響を与える。

鉄筋コンクリート造(てっきんこんくりーとぞう):
 鉄筋とコンクリートが、互いの弱点を補いながら建物を構成する。中低層庁舎で一般的に採用される構造。RC造と略される。

鉄骨造(てっこつぞう):
 建物の骨組みに、各種鋼材を用いた構造。RC造に比べて、建物自体が軽量で揺れに対しても粘り強いので、高層建築等に多く採用される。S造と略される。

鉄骨鉄筋コンクリート造(てっこつてっきんこんくりーとぞう):
 鉄筋コンクリートの中に、鉄骨を埋め込んだ構造。高層建築に多い。SRC造と略す。

テラゾ:
 大理石風の人造石。基板に大理石を混ぜた練り物を塗り研磨したもの。

天井高(てんじょうだか):
 床の仕上げ面から、天井仕上げ面までの高さ。

天井伏図(てんじょうふせず):
 設計図面のひとつ。天井仕上げ材の種類や張り方、設備機器や天井点検口の配置、天井同士の高低差などを記載している。

天井廻り縁(てんじょうまわりぶち):
 天井端部の、壁とぶつかる部分に取り付ける縁。塩ビやアルミ製が多い。

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