防煙垂れ壁(ぼうえんたれかべ):
火災に煙の流れをせき止めるため、天井から50cm程垂れ下がっている壁。エレベータホールの天井に付いている透明の板などがこれにあたる。
防火戸(ぼうかど):
火災の拡大を防ぐための戸・窓。火災時の正常な動作を確保するため、動きを妨げるような位置に荷物等を置いてはならない。
防水押さえ(ぼうすいおさえ):
防水層を衝撃や環境よる劣化から保護するために敷く、コンクリートや砂利など。屋上の床に用いるのが一般的。
防水下地(ぼうすいしたじ):
防水層が取り付く下地材。コンクリートやモルタルなど。
防水層(ぼうすいそう):
水の浸入を防ぐ非透水性の膜。塗膜やシートなど材質は様々。
防露被覆(ぼうろひふく):
給排水配管に結露防止のため巻く、断熱性材料の被覆。
ポップアウト:
コンクリートの表面が部分的に剥がれ落ちること。壁の表面にある、くぼみ状の欠損がこれ。水の凍結や鉄筋の錆が原因。
ポリスチレンフォーム:
発泡樹脂の一種。これを板状に加工したもの(PF板)を、屋根や壁の保温・断熱材として用いている。プラスチックなので熱には弱い。
ポリマーセメントモルタル:
コンクリートなどの補修に用いる。セメント用ポリマー(高分子混合剤)の配合によって、付着性や防水性などの諸性能を向上させたモルタル。