建物用語集

フィックス:
 はめ殺し。窓などで開かない窓をフィックスという。

V目地(ぶいめじ):
 内装用石膏ボードの継ぎ目部分における形状のひとつ。面取りしたボード同士が接続され、継ぎ目部分に彫刻刀で彫ったような溝が出来る。主として塗装仕上げの場合に採用され、壁紙仕上げには適さない。

フェルト:
 繊維を加熱するなどして布状に成形したもの。薄いものはアスファルトフェルトなどの原紙となる。

吹き付け(ふきつけ):
 仕上げ塗材などを、機械で吹き出して付着させる工法方法。吹き付け施工の代表例として、外壁の複層塗材(吹き付けタイル)や発泡ウレタン断熱材がある。

複合パネル(ふくごうぱねる):
 複数の材料を一体化して作成された板状建材。例として、外装用セメント板と断熱材を張り合わせたパネルや、金属板で遮音材を挟み込んだパネル(サンドイッチパネル)などがある。

普通階(ふつうかい):
 避難上または消火活動上有効な開口部がある階の事をいう。←→無窓階

フッ素樹脂塗料(ふっそじゅしとりょう):
 フッ素を含む樹脂を用いた塗料。耐熱性、耐薬品性などが高く、厳しい環境に曝される屋外建材に塗布されることが多い。

踏込み(ふみこみ):
 官庁施設においては、休憩用和室などの入り口ドアを開けてすぐの、靴を脱ぐ部分をいうことが多い。住宅においては玄関の土間部分。

踏面(ふみづら):
 階段の足を載せる水平部分。あるいはその奥行き寸法。

プライマー:
 塗料など下地部分との付着性を高めるために下地部分に塗る液体の総称。用途により種類がある。

プラスターボード:
 練り物を成型したボードのことであるが、一般的には石膏ボードを指す。

フラッシュドア:
 骨組みの両面に板を張った、平らな表面の扉。部分的にガラスがはめ込まれているタイプを「額入りフラッシュドア」という。

フリーアクセスフロア:
 二重床の一種。床下に配線・配管などを通し、必要に応じて自由にルートの変更をすることが出来る。支柱タイプと置き敷きタイプがある。OAフロアもこの一種。

フレキシブルボード:
 たわむことで曲げる力に対する抵抗力を大きくした石綿板の一種。防水性もあり、屋根や内外装に用いられる。

もどる