さくら湖自然環境フォーラム2019
三春ダム(さくら湖)は、平成10年3月に完成し、地域に開かれたダムとして、さくら湖周辺における流域住民の環境学習の場として利用されております。平成12年から、さくら湖の自然環境の変化や保全の方向性を示す目的でフォーラムを開催し、広く意見をいただいてまいりました。
第20回目の令和元年度は「『さくら湖』を知ろう ~ダム湖および周辺の水中の生き物~』をテーマに11月15日(金)に開催されました。魚などの水中の生き物を通して、『さくら湖』の特徴を皆さんと一緒に考える研究発表や、過去のフォーラムでの発表経験を生かして環境分野のお仕事をなさっている方に、その後の人生への影響についてお話をお伺いしました。
北海道大学の宮下先生には、最先端技術を使った水中の生き物観察についてのお話をお伺いしました。『バイオロギング』とは、動物に多様なセンサーを持たせ、移動距離や進路、深さなどの各種情報を取得するという日本発の研究分野です。
今回はさくら湖自然観察ステーションで開催され、約100名の方が聴講に訪れました。
【第1部】研究発表・報告
『さくら湖の魚の変化』
応用生体工学研究所 沖津 二朗 氏
『ドジョウを愛した私たち』
中郷小学校4年生のみなさん
『「さくら湖自然環境フォーラム」を通して学んだいくつかのこと』
応用地質株式会社 武地 遼平 氏
【第2部】基調講演
『バイオロギング入門 ~水の中の生き物を観察する~』
北海道大学北方生物圏フィールド化学センター 教授 宮下 和士 氏
模擬体験等
三春ダムのパネル展示
魚群探知機、ICタグの模擬体験