排水性舗装
(はいすいせいほそう)
舗装の構造
舗装とは、人や車両の交通を安全で円滑なものとするため、道路面を固めたものです。一般に道路に用いられる舗装は、アスファルト舗装(たわみ性舗装)とコンクリート舗装(剛性舗装)の2つに大きく分類されます。
舗装は、路床上に図のように構成されており、交通量や交通荷重が少ない場合には簡易舗装が用いられます。このうち、表層は交通荷重に直接接する層であり、一般に路盤や路床を保護するため、雨水の浸透を防ぐ役割を持っています。
これに対して、
排水性舗装
は表層に雨水を浸透させ、基層(不透水層)において路盤・路床への雨水の浸透を防いでいるので、路面での水たまりができにくくなります。また、雨水を通すため、舗装のすき間が比較的大きく、このすき間がエンジン音などを吸収する効果があり、低騒音舗装とも呼ばれます。