福島県立喜多方工業高等学校土木科3年生2名が現場実習を実施
福島県立喜多方工業高等学校土木科3年生2名が、5月21日(水)〜23日(金)の3日間にわたって、喜多方出張所で現場実習を行いました。
今回の現場実習では、実際に出張所の業務(施工管理補助)を体験してもらいました。
▲事業概要について説明を受ける実習生
▲石井喜多方出張所長から説明を受ける実習生
▲現場にて見学中(猪苗代拡幅)
▲机上ではなく実地によって現在の建設事業を体験
●実習生の感想
現場実習は三日間だけでしたが、とても良い経験になったと思います。
一日目は、どんな人達がいるのかという不安が大きかったのですが親切な人ばかりでとても気が楽でした。午前中にやった組織概要の説明では、予想以上に多く分類されていて違うと思っていたものも入っていたりと正直驚きました。午後は郡山国道事務所で管理している所について、パンフレットを用いての説明でしたが、一ヶ所で数十億というお金が動いていると聞かされましたが想像もつきませんでした。
二日目は、一日目の午後説明された現場を回っての説明は、普段は入れない現場の雰囲気を感じられて良かったのだが車の中ではすぐ寝てしまい、あまり話ができなかったのが残念でしかたがありません。
三日目は、午前中猪苗代の長瀬川に掛ける橋の橋台を作っている所は、とても緊迫していて自分が場違いの所に居る気分になってきました。午後には会津土建の人との会議を見学していたのですが難しい言葉がどんどん出てきて途中で何を言っているのかわからなくなってしまったがとてもよい経験になったと思います。
三日間という短い間でしたがどうもありがとうございました。この経験を踏まえてしっかり進路を決めたいと思います。
現場実習に行く所が、私と圭君だけ「官公庁」だったので、一体どのような作業をするのかとても不安でした。
初日の組織概要や仕事内容の説を受けて、国土交通省と言っても、本省の中で色いろな機関に分かれていて、さらに枝分かれして「〜局、〜部」などに分かれている事が分かりました。
二日目の現場への見学では、まず会津縦貫道路へ行き、道路を作るのに元もとそこにある土地を住民の人から買い取って、その後遺跡の調査をしなければならないと聞いた時には驚きました。次に、下郷町の国道二八九号線国土交通省施工区間を見学に行きました。ここは、日光国立公園の中に位置し、「自然にやさしく、人々にも安全・快適な」交通の実現を目指しているとの事で、作られた橋は「充腹アーチ橋」や国内初と言われている「シャイベアーチ橋」を採用しているので、景観をとても大切にしていることが分かりました。また、「エコロード」の開発は、既存種や小動物の安全に配慮して作られているので、とても感動しました。
甲子トンネルは、長さ東北第二位、標高第三位を誇り、かなりの大規模工事です。そのような所での工事ですから、なおさら自然に配慮しなければならないのだと思いました。
帰りに、既に完成している坂下の「坂本バイパス」に行ってきました。ここの「七折峠」は、トンネル開通前にもよく利用していましたが、かなりの時間を用していたので、目的地へ行く時も大変でした。ところが、「七折峠トンネル」が開通してから大幅に時間が短縮されて、移動が楽になりました。
三日目は、猪苗代の「長瀬川橋工事現場」へ行きました。橋脚の建設現場では、足場の悪い所で、大きい声を出しながら一生懸命作業をしている作業員の人達が、とても生き生きして見えました。
ここの現場は、地盤が悪いため、「サンドマット」を敷く作業をしていました。広大な敷地だったので、完成まで大変だろうなと思いました。午後は、施工計画書に関する会議に出席させてもらいました。難しい話がされていたので、とても大変だと思いました。
三日間ではありましたが、石井所長を初め、喜多方出張所の方々には本当に色いろとお世話になりました。石井さんの質問に上手く答えられませんでしたが、そのお陰でたくさんの事が勉強になりました。あと、感想文書を書かなくても良いと言ってしまいましたが、学校に戻ったら、このように書く事になってしまいました。あやふやな事を言って、すいませんでした。
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