【特徴】 |
体はやや細長く、口ひげは8本、あぶらひれを持ちます。背びれと胸びれには、ノコギリのようなトゲがあり刺されるので、取扱いには注意が必要です。尾びれの切れ込みが少なく、近縁種のネコギギやギギと見分けられます。
体色は、黒ないし暗褐色で、不規則な斑紋があります。 |
【生活】 |
水のきれいな川の上〜中流域にすみ、全長25cm前後に成長します。
夜行性で、ユスリカの幼虫や水生昆虫などを食べ、昼間は石の陰などにじっとしています。
産卵期は6〜8月で、石の下や水生植物等に卵を産み付けます。 |
【備考】 |
胸びれのトゲと付け根の骨をすりあわせて、“ギ−ギ−”という音を出します。名前の由来は“ギーギー”なく“ハチ”(トゲに刺されるといたい)から“ギバチ”と言う名が付いたという説があります。
ギバチは、水のよごれや河川の工事に非常に弱い魚です。湧き水を絶やさず、石や水草などかくれがとなる場所を残すことが必要です。 |
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