砂防堰堤の仕組みと役割
大量の土砂をせきとめる「砂防堰堤」
 集中豪雨や長雨の影響で、大量の土砂が一気に下流まで流れ出ることがあります。これをせき止める働きをするのが「砂防堰堤」です。「砂防堰堤」は、大雨のときに上流から大量に流れてくる土砂を留め込み、下流に流れ出ていくのを防ぐ役目をはたしています。土砂を溜め込むことによって川底の傾斜がゆるやかになるので、土砂が再び一気に流れ出るようなときには、その勢いを弱める効果もあります。
1.通常は、上流から流れてくる土砂を溜め込み、下流に流れ出るのを防いでいます。
2.溜め込んだ土砂によって川底の傾斜がゆるやかになるので、次の大雨で流れてくる土砂の勢いを弱め、一気に下流に流れ出るのを防ぎます。
3.せき止めた土砂が大量に溜まっても、少しずつ下流に流れていくので、やがて「2」の状態に戻ります。