記者発表資料
平成21年03月13日

福島河川国道事務所



 強風で倒れた倒木が荒川によみがえります
 〜荒川の環境整備工事で倒木を再利用〜
 【景観との調和、環境負荷の低減を目指した川づくり】


福島市内を流れる阿武隈川の支川「荒川」では、昨年「荒川流域の歴史的治水砂防事業」が「土木学会の選奨土木遺産」に認定され、また「砂防堰堤や床固工」15施設が「国の登録有形文化財」に登録されました。さらに環境省の「平成の名水百選」にも選ばれて、沿川の散策にも多くの人が訪れています。

 いま荒川の周辺では、散策など河川利用の利便性を高めるため、河川の環境整備工事を行っています。通路や階段などを整備するものですが、これらの整備にあたり、従来では処分されていた倒木(昨年2月の強風で倒れたアカマツなど)を再利用しています。

 これは資材の有効活用のみならず、周辺の景観との調和を図ることができ、環境負荷の低減にもつながるものと考えております。

 現在行っている主な工事には、次のものがあります。

 @階段
  芋煮会場などで利用の多い河川敷へ行く際の堤防(霞堤)を上り        
  下りする階段を整備。
  階段の材料として、‘アカマツの倒木を加工’したものを利用。

 Aチップ舗装
  樹林帯の中の通路に、‘倒木をチップ化’したものを敷き詰める。

【工事期間】平成21年3月末まで【工事場所】福島県福島市佐原地内




<記者発表先>福島県政記者クラブ、福島市政記者会

問い合わせ先

国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所
工務第一課長 水越 崇(内線311)
 伏黒出張所長 高橋 隆(内線6221)
TEL:024-546-4331(代)
福島県福島市黒岩字榎平36