記者発表資料
平成18年07月03日

国  土  交  通  省
福島河川国道事務所



一般国道13号 信夫大橋と新小川橋の高欄について



  平成15年度に設置した一般国道13号 信夫大橋(福島市御山字松原、橋長 194m)と、新小川橋(福島市飯坂町平野、橋長112.6m)の高欄のアンカーボルトの一部において、 所定の長さが確保されていないことが判明したことから、福島河川国道事務所は施工業者に対し両橋の高欄の補修を請求します。補修が行われるまでの間、現地には仮設の防護柵を設置し、交通の安全を確保します。
  なお、福島河川国道事務所管内で同様の方法により高欄を設置した橋梁のアンカーボルトについて、緊急点検を実施した結果、所定の長さが確保されていることを確認しました。


@.工事概要
  ・平成14年度 福島北地区情報BOX他修繕工事(翌債工事)
 ・施工場所    福島市舟場町〜伊達郡国見町貝田
                福島市舟場町〜山形県米沢市万世町
 ・施工期間     平成15年4月1日   〜   平成16年3月25日
 ・契約金額     216,300,000円
 ・主な工事内容
    情報ボックス耐火防護             647 m2
      橋梁用防護柵設置(歩・車兼用)    390 m  (信夫大橋)
        橋梁用防護柵設置(車道用)        225 m  (新小川橋)
        橋梁用防護柵設置(歩道用)        459 m  (新小川橋 側道橋)

A.経緯
  ・平成18年度3月13日に、信夫大橋の高欄に一般車両が衝突し、高欄が損傷を受け、高欄を復旧するための損傷状況の確認を行った際に、高欄を固定するアンカーボルトの一部に、短いものが発見されました。
 ・アンカーボルトの長さについて調査を実施した結果、所定の長さが確保されてないことが判明したため、同一工事で施工した新小川橋を含め詳細調査を実施したものです。

 ・超音波探傷器によるアンカーボルトの測定結果
   信夫大橋  404本のうち352本(87%)のアンカーボルトが長さ不足。
   新小川橋  724本のうち146本(20%)のアンカーボルトが長さ不足。
 
B.福島河川国道事務所管内で同様の施工方法により高欄を設置した橋梁12橋について、アンカーボルト長を緊急点検した結果、所定の長さが確保されていることを確認しました。

C.今後、原因調査や補修方法の検討を進めて、早急に補修工事を行い安全確保に努める予定です。


          【位置図】    【高欄の構造図】



問い合わせ先

国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所

福島市黒岩字榎平36番地
電話 024−546−4331(代表)
       
副所長(道路担当)        柴 田  松 雄 (内線205)
道路管理第二課長         嶋 津 君 雄 (内線441)