記者発表資料
平成17年07月25日

国土交通省東北地方整備局
福島河川国道事務所



河川に生息する生物を調べ水質状況を把握します



 国土交通省では、昭和59年からふるさとの川の水環境の現状を多くの方に知ってもらうため、沿川の小中学校、各種団体に参加を頂き、川底に生息する生き物を採取して水質の状況を調査する「水生生物による簡易水質調査」を毎年行っております。
  今年は下記により水生生物による簡易水質調査を実施する予定です。また、調査と併わせて試薬による簡易水質試験(パックテスト)も行う予定です。

1. 水生生物調査の実施予定日、予定箇所、協力団体
 実施済み
   ○郡山市 小泉婦人会、郡山市立小泉小学校(参加者30名)
      実施日:7月19日(火)10時30分〜 
   実施箇所:阿武隈川、逢隈橋下流 右岸(郡山市福久山町北小泉地先)

  実施予定
   ○福島市立福島第一中学校(参加者7名)                              
      実施日:7月28日(木)10時〜 
   実施箇所:荒川・須川合流点
        (福島市仁井田地先:仁井田南運動公園地先)

   ○福島市立福島第三中学校(9名)                                  
      実施日:8月4日(木)10時〜
   実施箇所:阿武隈川 鎌田大橋上流 右岸(福島市本内地先)
 
   ○福島市立福島第二中学校(13名)                               
      実施日:8月10日(水)10時〜
   実施箇所:阿武隈川 天神橋下流 右岸
        (福島市渡利地先:福島県庁向側)
 
   ○梁川町立五十沢小学校(13名)                                  
      実施日:8月31日(水)10時〜
   実施箇所:広瀬川 観音橋下流 右岸(梁川町鶴ケ岡地先)
   
2.水生生物による簡易水質調査とは
  河川に生息する生き物は、水質の汚濁を反映していると考えられておりま
 す。
  川の中の生き物のうち、水の汚れに敏感な生き物を指標生物として、その生
 息状況を知ることにより、水質の状態を4つの階級に分け、水質状況の調査を
 行います。
 参考:
  きれいな水の指標生物:カワゲラ、ナガレトビケラ、ヘビトンボ等 
   少しきたない水の指標生物:ゲンジボタル、ヒラタドロムシ、カワニナ等
   きたない水の指標生物:ミズカマキリ、タイコウチ、タニシ等      
    大変きたない水の指標生物:アメリカザリガニ、サカマキガイ等       

3.簡易水質試験とは
  試薬が入ったチューブに河川の水を入れ、試薬と水が反応し、現れた色で
 水質の状況を把握するもので、パックテストと言っております。



問い合わせ先

国土交通省 東北地方整備局
  福島河川国道事務所 河川管理課長  武田 恒弘(内線331)
  福島河川国道事務所  河川管理課      斎藤 寿裕(内線330)
         024−546−4331(代表)
        fax024−546−8852